体臭の原因と改善する方法|男の体臭は元から断たなきゃダメ!

日本人は比較的体臭の少ない国民だと言われます。その背景には食生活や体質、気候、毎日の入浴習慣などが考えられます。それだけに、体臭のきつい人が近くにいると気になるものです。もしかしたら自分の体臭も周りの人を不快にさせているかもしれません。なぜなら自分の体臭は自分ではなかなか気づきにくく、周りも指摘しにくいからです。
今回は、体臭を気にしている人、または体臭について指摘されたことがある人を対象に、体臭の原因、予防、改善方法などをご紹介します。

女性に避けられていない?体臭の種類と原因

体臭にもいろいろな種類があります。主な体臭の種類と原因をお伝えします。

口臭

「口が臭い」と言われたときのショックは非常に大きく、会話をするのが怖いという人もいるのではないでしょうか?
また、朝の通勤電車やタクシーに乗ったとき、打ち合わせのときなどに他人の強烈な口臭を感じることもあります。
口臭の原因としては「にんにくなどニオイがきつい食べ物を食べる」「口の中が不衛生」「口の中が乾いている(ドライマウス)」「内臓系の病気にかかっている」などが挙げられます。

ミドル脂臭

この体臭は30代から40代の男性に多く、「加齢臭」よりもニオイが強く、広がりやすいのが特徴です。原因は、汗の中の乳酸を皮膚の常在菌が代謝分解したときに発生する「ジアセチル」という物質。脂っぽいニオイが特徴で、頭皮や首の後ろから発散されます。

加齢臭

50代から本格化する体臭です。原因は「ノネナール」という物質。ノネナールは脂肪酸と過酸化物質が結びつくことで発生します。若い人の体臭からはノネナールはほとんど検出されないため、加齢臭と呼ばれます。

ほかにも足のニオイや脇のニオイがあります。足のニオイは、汗をかいたまま放置したことで繁殖した雑菌が原因です。
一方、脇のニオイは脇の下の細菌が原因です。脇には2種類の汗腺と皮脂腺があり、それぞれの腺から分泌される汗と脂肪酸が混ざり合って皮膚の細菌に分解されると、強いニオイが発生します。

その体臭、病気が原因かも?

病気が原因で体臭が発生する場合もあります。逆に言うと、体臭の種類でどんな病気にかかっているかをある程度、予測できるということです。

甘いニオイ

考えられるのは糖尿病です。糖尿病になると、体内のインスリンが不足し、糖が分解されにくくなります。そうなると、甘酸っぱいニオイのする「ケトン体」が血液中に発生し、汗などと一緒に体外へ排出されます。これが甘いニオイの体臭が発生する仕組みです。初期段階では甘いニオイ、症状が進むと甘酸っぱいニオイになります。

酸っぱいニオイ、腐敗臭

考えられるのは胃の病気です。胃もたれなどの胃腸障害があると、体臭に酸っぱいニオイや腐敗臭が混じります。この「酸っぱさ」は胃酸のニオイであり、「腐敗臭」は胃の働きが悪いため、食べ物が胃の中にたまって発生するのです。また、腐敗臭はほかにも歯周病や慢性副鼻腔炎(ちくのう症)でも起こる可能性があります。

アンモニア臭

腎臓や肝臓の病気の疑いがあります。腎臓の機能が低下すると、老廃物のアンモニアを排出することができなくなり、体内を巡ることになります。その結果、アンモニアが汗などと一緒に体外に出るため、アンモニア臭がすることになります。
また、肝臓はアンモニアを尿素に変える働きをしますが、肝臓の病気にかかっているとその働きを十分に果たせず、結果的にアンモニア臭が発生します。

ドブのニオイ

肝機能障害の疑いがあります。肝臓には解毒作用があり、本来であればニオイの元となる物質も肝臓で分解されるのですが、肝機能が低下することで分解しきれなくなり、それが血液によって体内をめぐることでニオイの原因になります。

普段の生活から体臭予防!

「においますよ」と他人から指摘される前に体臭を予防しましょう。それには日常生活から注意する必要があります。

腸内環境を整える

腸内環境が悪化すると、アンモニアが発生し、それが体臭の原因になります。腸内環境を整えるためには、食生活の見直しが大切です。

意識して取りたいのは食物繊維と乳酸菌です。食物繊維は腸内にたまった老廃物を排出する働きがあり、腸内環境を整えるのに役立ちます。

また、乳酸菌を取ることで腸内の善玉菌が増え、逆に体臭の原因になる悪玉菌が減少します。さらに腸の働きが活発になり、腸内の老廃物を排出します。

食物繊維と乳酸菌を豊富に含む食べ物

多くの野菜や海藻、きのこ類、ナッツ類に含まれています。食物繊維と乳酸菌の両方を含むメニューは、めかぶと納豆を混ぜた「めかぶ納豆」や「豆腐とわかめの味噌汁」などがあります。このようなメニューを毎日取ることで、腸内環境を整えることができます。

乳酸菌を多く含む食品としては、ヨーグルト、ぬか漬け・味噌、キムチやザーサイなどの発酵食品があります。

食物繊維、乳酸菌以外に体臭予防に効果がある食品には、植物油や酢があります。植物油である「オリーブ油」にはオレイン酸、「シソ油」「ゴマ油」にはα-リノレン酸がたくさん含まれています。これらの植物油は酸化しにくく、血行を良くして、皮膚の酸素不足が原因で発生するニオイを含んだ汗を予防する効果が期待できます。

酢には抗菌作用があり、腸内の有害細菌を減らして、腸の動きを活発にする働きがあります。さらに口腔内や消化器官にも作用して、体臭を予防します。

入浴

毎日入浴することで、体を清潔に保ち、体臭の発生を抑えることができます。体臭の原因は汗そのものではなく、汗・皮脂・垢が混ざったものをエサとする雑菌が繁殖することです。つまりこの雑菌を減らせば体臭を抑えられるというわけです。毎日入浴して汗・皮脂・垢を洗い流しましょう。

特に夜の入浴がおすすめです。疲労によって体に溜まった乳酸をそのままにしておくと、体からアンモニアを含んだ汗が出てきます。これが体臭となるのです。また、湯船にゆったり浸かることで、体がリラックスして血行が良くなり、就寝中に乳酸が体から抜けていきます。

ただし、入浴時に汚れを取ろうとして肌を強くこする人がいますが、これは逆効果です。肌には汗や皮脂を栄養とする「表皮ブドウ球菌」という善玉菌がいて、それが体臭を抑えています。それなのに体を強く洗いすぎると表皮ブドウ球菌まで流してしまうので、体臭予防の妨げになってしまいます。

体を洗うときは、汗腺が集中して特にニオイを出しやすい場所、例えば耳の後ろ、首のまわり、顔、脇、足の指などを丁寧に洗いましょう。その際には、体臭対策のボディソープや石鹸、シャンプーを使えば、より効果的です。

その体臭、これで改善できます!

予防しても、なかなか消えない体臭は、次の方法で改善しましょう。

汗をかいたら、すぐに拭く

汗はもともとニオイがするものではありませんが、汗をかいたままにしておくと、汗に皮脂や垢が混ざって雑菌が繁殖し、これがニオイになります。汗をかいたらすぐに拭くことが体臭予防の第一歩です。また、汗が染み込んだ下着、靴下をすぐに替えることも効果的です。

ミョウバンの優れた効果

体臭予防の定番はミョウバンです。ミョウバンは添加物として麺のかんすいや漬物の発色剤として使われています。大分県別府市にある明礬(みょうばん)温泉の「湯の花」をご存じの人もいると思います。
ミョウバンは水に溶けると酸性になります。ミョウバンを水に溶かした液体をスプレー状にして、汗腺が集まる場所に吹き付けると、皮膚表面の雑菌の繁殖を抑え、体臭を予防してくれます。

制汗剤

制汗剤などのデオドラント用品も効果的です。現在、いろいろなタイプの制汗剤が発売されています。体臭がきつい人は、殺菌作用が強いスティックタイプや軟膏が良いでしょう。体臭が中程度の人はスプレータイプ、それほど体臭がきつくない人も、汗をかいたら制汗シートで拭き取るようにしましょう。
最近では、体臭を抑えるためのサプリメントも発売されています。なかには腸内環境を整えるためのサプリメントもありますので、薬局などで相談して購入するのが良いでしょう。

体臭は迷惑千万!積極的な予防と改善を

いくら見た目がきれいな女性でも、口臭や体臭がしては百年の恋も冷めるというもの。それは男性も同じ。見た目がダンディで仕事ができる人でも、体臭や加齢臭をプンプン漂わせ、口からは荒れた内臓から立ち上るドブ臭いニオイを発しているようでは、誰もそばに来てくれません。
始末が悪いのは、周りに迷惑をかけていることを自分はなかなか気付かないことです。
体臭を予防したり改善する方法にはいろいろあります。今回の記事を参考に、臭いニオイをまき散らすオジサンから脱却しましょう。